加賀友禅・上坂


SDGs金沢

IMAGINE KANAZAWA 2030 

加賀友禅が消滅の危機にあります。

次世代への持続可能な新たなシステムモデルを早急に


 

加賀友禅は今から400年前に初期の模様染(加賀御国染)が興り、1712年に京友禅の絵師宮崎友禅斎が友禅染めの技法やデザインを加賀に伝えたのが加賀友禅の始まりです。

 

金沢は全国的にも雨の日が多く冬は長い間雪に閉ざされます。加賀友禅はその気候風土の中、百万石外様大名の武家文化でありながら武より文を奨励した加賀藩の文化振興政策の元、御所文化の雅の京友禅とは全く違う独自の発展を遂げて現在に至っています。

 

加賀友禅の特徴は、身近にある素朴な草花の病葉(わくらば)までも生き生きと描写する繊細で優しい写実模様、暗い天候の中にあって、僅かな色彩を敏感に感じ取って表現された優しく奥ゆかしい高度な色使いにあります。文化意識の高い豊かな百万石の地で発展してきた加賀友禅は他の地域の友禅染めには無い希少な感性によって作られた金沢独自の友禅染めです。今も全国の人々から憧れの目で見られる加賀伝統美のイデアを現代に伝えてきた文化です。加賀友禅は加賀友禅に携わる人々だけでなく、優れた日本美を愛でる文化都市金沢のアイデンティティを確かに形成してきたのです。 

 

400年の間、この地で多くの職人たちが幾多の困難を乗り越え脈々と現代に伝えてきた加賀友禅が今、有史以来の深刻な消滅の危機にあります。 

隆盛期には350人を超える落款登録(組合員)作家がいましたが、現在、着物制作で生業を立てている作家(高齢)は残念ながら数えるほどもいなくなりました。後継の若手作家も一人も育っていません。すでに職人がいなくなった工程もあります。この危機を縮小の一途にある加賀友禅の業界だけで乗り切り、上質のまま次世代に継承して行くのは現実的に不可能に思えます。対症療法では無い抜本的な対策を模索し、持続可能なシステムモデルを一刻も早く構築する必要に迫られています。旧態然とした時代遅れの間違った内輪の論理は通用しない時代になっています。

新時代に向けた業界の意識変革が必須と思います。新型コロナウィルスのパンデミックで今までの価値観ががらりと変わっています。より本質が問われている時代なのだと思います。加賀友禅界も今が変革のための最大で最後のチャンスの時なのではないでしょうか。

  

 

その上で、私たちの金沢の上質な文化を育んできた加賀友禅を次世代に繋げるべく、その危機意識を市民の皆様と共有して頂きたく、また、加賀友禅の業界だけでなく、政界、財界等各方面からの忌憚のないご意見アイデアを賜りたく存じます。

私たち21世紀の市民、職人が江戸時代からの先輩市民から褒めてもらえるようなイノベーションを起こし、加賀友禅を健全な形で次世代に繋げていきたいと強く思います。そのために共感いただいた方々からのイノベイティブで多様なご意見を賜りたくお願い申し上げます。

真に新しいことは、真剣な異質のものとの出会いからでしか生まれ得ないものと思います。

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私共は加賀友禅の可能性を広げるために、当初から現代社会に受け入れられるよう考えられる限りの作品作りと事業化の可能性を模索してまいりました。長年に渡る取り組みがようやく少しずつではありますが確かな結果が出てきています。

 

対症療法でしか打つ手がない業界の現状では、有史以来の危機を乗りきって行くのは不可能に思えることから、内外の文化面の専門家や識者の方と現状の問題点について真剣に話し合い、持続可能な全く新しいシステムモデルを検討しています。

 

伝統とは、作家や職人が作るものではなく、その時代に生きる市井の人々が作るものなのです。

 

 

 

                   SDGs金沢IMAGINE KANAZAWA 2030パートナーズ  株式会社上坂 上坂幸栄

 


------------- 社会は世の中はめまぐるしく変わっていく、人々のライフスタイルも価値観も。そんな中で伝統の美は、守るだけでは時代につけず形だけのものとなってしまう。形にとらわれずそのイデア(本質)を継承して、時代とともに進化していかなければ本当の意味で生きた伝統とは言えない。伝統を継承しつつも、生かす術は、勇気ある革新にこそあるとも言える。そして、真の革新もまた、無から出るのでなく、過去があって可能になる 。

 「伝統と革新:上坂幸栄の世界」より抜粋  

       

                                     一般社団法人 アーツアライブ理事長   林 容子

林 容子

国際基督教大学、デューク大学で美術史を学び、コロンビア大学にて アーツアドミニストレーション学修士取得。ニューヨークのアートコンサルティング会社やMOMAのアートアドバイザリーサービス部で企業コレクションの収集、制作企画及び企画展実施に関わる。帰国後、( 有)Art Woods 設立。キューレーター、コーディネーター、またアートマネージメントアドバイザーとして多数の芸術文化関係の展覧会企画運営に関わる。尚美学園大学・大学院芸術情報研究科准教授。武蔵野美術大学他非常勤講師。米国PUBLIC ART REVIEW誌アドバイザー。 川崎市民ミュージアム運営評価委員、川崎市文化芸術振興委員

 


加賀友禅 上坂

加賀友禅・上坂は、5年の加賀友禅絵付け修行を経て、1982年創業以来、1点の例外も無く全ての作品をお客さまと直接に完全誂え(フルオーダー、

フルオートクチュール)でお作りしております。これ以外に加賀友禅作家として手描き染めの納得のいく作品作りはできないと信じたからです。

当初より、着物だけでなく、屏風、ふくさ、ネクタイ、染額、壁面などに手描き友禅の可能性を追究してまいりました。

(総手描き友禅)

新・加賀友禅着物プロジェクト

 NHK 加賀・能登イブニングにて放映

 



金沢市深谷温泉・石屋 能舞台(石川テレビロケ)

着物個展風景 小松工房


加賀友禅振袖「孔雀に牡丹」

 

加賀友禅黒留袖「春秋」

描き上げ友禅 「松風」

加賀友禅振袖「孔雀に松華」

 

加賀・花嫁のれん




  

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株式会社 上坂

〒9203117石川県金沢市北森本町イ100-5

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加賀友禅 上坂 小松工房

〒9230832 石川県小松市若杉町ワ154-1

Tel : 0761-27-1704